2000-05-23 第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第17号
私どもといたしましても、今回このような問題が起きた責任はイギリス側にあるという認識でございまして、そういう認識に基づきまして、本年二月に、イギリス側より日本へ参りましたイギリス政府の代表団との間でもって政府間協議の第一回目を行ったわけですけれども、その場におきましても、今申し上げた、責任はイギリス側にあるという前提のもとで、この返還輸送も含めまして早急に責任ある対応策をイギリス側から我が方に提示するように
私どもといたしましても、今回このような問題が起きた責任はイギリス側にあるという認識でございまして、そういう認識に基づきまして、本年二月に、イギリス側より日本へ参りましたイギリス政府の代表団との間でもって政府間協議の第一回目を行ったわけですけれども、その場におきましても、今申し上げた、責任はイギリス側にあるという前提のもとで、この返還輸送も含めまして早急に責任ある対応策をイギリス側から我が方に提示するように
これに対しまして、英国政府は、返還輸送を含めてあらゆる選択肢を検討し、本件に係る見解をできるだけ早く我が国に提出する旨表明しております。 今回の責任は英国側に全責任があり、当省としては引き続き迅速に協議を進めてまいる所存でございます。
英国側もこれを踏まえて、政府間協議では、返還輸送も含めたありとあらゆる選択肢を検討の上、できるだけ早く日本側に見解を示す、こう申しておりますので、政府間においてこの協議を迅速に進めていく、これに尽きると思います。
当面、軽水炉で用いますMOX燃料と申しますのは、海外でもちまして製作されましたものを日本に返還、輸送してくるということでございまして、したがいまして、今先生御指摘の、MOX燃料製造工程、その過程から出てくる放射性廃棄物の処分の対応と申しますのは、具体的な問題としましてはもう少し先の話になろうかというふうに思うわけでございます。
この返還輸送の案件は、私どもの国にとりまして、核燃料サイクル政策の一環をなすものとして大変重要な課題であるわけであります。したがって、今回の輸送に関しましては、かつての輸送以上に安全かつ円滑に行われているもの、そしてまた最大限努力を払っているところであります。 今回の輸送につきましては四回目になるわけであって、去る二月の二十五日フランスを出発しました。
ガラス固化体の返還輸送は、日英仏の電気事業者が主体となって行っているものではございますけれども、日英仏三国の政府もこの輸送の円滑な実施に向けて協力を行っているという事情にございます。したがいまして、この輸送が円滑に実施されますことは、我が国とイギリス、フランスとの関係におきまして外交上も重要であるというふうに認識しております。
○江渡委員 次に、高レベル放射性廃棄物の日本への返還輸送について質問をしたいと思っております。 我が国日本は、資源の乏しい国でありまして、原子力発電所から発生する使用済み燃料を再処理し、そして回収されるプルトニウム等を再び燃料として有効利用する核燃料サイクルを原子力政策の基本としております。
今おっしゃったいわゆる放射能換算で等価となるようなそういう返還方式、中低高レベルに換算して交換していくという方式で科技庁は今数十回と言っていらっしゃるんですか、それとも通常の返還輸送ということで言っていらっしゃるんでしょうか。数字が少し違い過ぎると思いますが。
○竹村泰子君 それにしても、これ全部足すとそんなに大きな差はないんですけれども、これらを日本に返還輸送すると優に二千回から三千回運ばなければならない、大変な輸送になると考えられます。 政府はこの回数を承知していますか、どうですか。
それから、これも前質疑者が何度も聞いているわけなんですが、今、高レベル放射性廃棄物の返還輸送に関しまして、木村青森県知事が輸送船の接岸を拒否しております。
○岡崎政府委員 次回のフランスからのガラス固化体の返還輸送についてお答えを申し上げたいと存じます。 昨年四月に第一回が行われたわけでございます。当初、二回目の輸送につきましては、最も早くなった時期を想定をいたしまして、暫定的に今年度内に九十六体を受け入れることを事業者が計画をしておったことは事実でございます。
「基本的には、海外でMOX燃料に加工した後、我が国に返還輸送され、全炉心MOX−ABWR及び軽水炉で利用する。」と書いてありますね。これは恐らくまじめにそのとおりお書きになり、そのつもりでおられるんでしょうけれども、そこら辺のところがちょっとあいまいなような気がするんです。
○岡崎(俊)政府委員 御指摘の高レベル廃棄物の処分の問題、いわゆる最終処分の問題につきましては、まさに原子力開発利用を進める上に当たっての大変重要な課題であるし、先般の返還輸送に関連しても、いろいろなこの問題に対する国民の解決への期待あるいはそういう問題提起というものがあったわけでございます。我々も十分その辺を認識しながらこの問題に鋭意取り組んでいきたいと思っております。
○岡崎(俊)政府委員 先般の高レベル固化体の返還輸送に際しましては、基本的に、安全かつ確実に行うという観点から、日本、イギリス、フランスの三国間で慎重な準備を行いますとともに、国内外の理解を得ていくという観点から、安全性を中心としてできる限り情報は公開していく、あるいはそういった対外的な説明もできる限り関係者が挙げて行っていく、こういう中において先般輸送が無事終了いたしたものと認識しております。
また、到着のときも若干のすったもんだがあったというふうに認識しておりますが、これら初回の返還輸送の反省点や次回への改善点をどうお考えなのか、御質問申し上げます。 〔上田(晃)委員長代理退席、委員長着席〕
先生御質問の、今行われておりますフランスからの高レベル放射性廃棄物の返還輸送につきましては、運んでおります輸送船は国際海事機関の国際基準を満たしておりますし、廃棄物を収納しております輸送容器につきましては国際原子力機関のこれまた国際基準を満たすというようなことで、安全確保のために万全の措置を講じた上で行われているということをまず御説明申し上げたいと思います。
これらは、基本的には、欧州におきまして軽水炉用の燃料、MOX燃料と称しておりますが、これに加工いたしまして、我が国に返還輸送し、軽水炉で利用する計画になってございます。しかしながら、輸送の回数等の具体的な点につきましては、まだ決定されておらないというところでございます。
今後の予定でございますけれども、大体年に一、二回、十数年間にわたって合計三千数百本が返還される予定でございますけれども、二回目以降の返還輸送の具体的なスケジュールについては、今後事業者の間で調整をされるというふうに承知をいたしております。
○河野国務大臣 我が国としては、返還輸送に関する情報は可能な限り公開をするという方針であります。現在、関係政府及び事業者間で準備作業を行っております。 本件輸送に関しましては、幾つかの国からその懸念が表明されていることは事実でありますが、本件輸送の安全性については十分な配慮がなされているというふうに承知をいたしております。
先生御指摘のとおりに、イギリス及びフランスと契約いたしております再処理契約、その再処理契約の結果出てまいりますプルトニウムと高レベル廃棄物等々の返還でございますが、プルトニウムにつきましては、核分裂性プルトニウム約一トンがあかつき丸によりまして返還輸送されましたことは御承知のとおりでございます。
今回実施されたプルトニウム返還輸送に用いられた輸送容器の設計承認の申請書についても、このような方針のもとに、契約当事者である動燃及びコジェマにおいて、商業機密に該当するものの仕分け作業が進められてきたところでございます。
それから、ハワイかほかの太平洋諸国が緊急時に寄港先として指定されているかどうか判明していないという、そういう御指摘ということであるわけでございますが、これも御承知のとおりに、今回のフランスからの日本への返還輸送につきましては、原則として無寄港ということで考えておりまして、あらかじめどこかの港に寄港するということは想定していないところでございます。
また、「もんじゅ」の臨界のおくれに伴う取りかえ燃料の製造スケジュールの見直しによりまして、返還プルトニウムによる燃料製造の開始時期は数カ月ほどおくれるということになり、その分はプルトニウム需給に若干の余裕が生ずることになるわけではございますが、「もんじゅ」用のプルトニウムが不足ぎみであるという状況に根本的な変化はあるわけではございませんので、今回の返還輸送の必要性は変わらないところでございます。
このプルトニウム輸送につきましては、これまで、航空輸送に加えまして、昭和六十三年十月に日米原子力協定実施取極附属書五が修正され、海上輸送についても一定の方針に沿って認められ、その後平成元年十二月十二日の原子力委員会において、高速増殖炉「もんじゅ」の運転等に必要なプルトニウムを確保するため、平成四年秋、すなわち本年秋ごろまでにプルトニウムの返還輸送を実施すること、当面は海上輸送により実施することという
理課長 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○科学技術振興対策樹立に関する調査 (我が国の創造的基礎研究強化・充実の方策に 関する件) (科学技術分野における国際貢献に関する件) (我が国のエネルギー研究開発の推進方策に関 する件) (関西電力株式会社美浜発電所二号炉の事故原 因に関する件) (原子力施設の立地選定に関する件) (プルトニウムの返還輸送
イギリス及びフランスからのプルトニウムの返還輸送に際しましては、英仏から我が国まで無寄港で帰港できる十分な航続距離を持ちました専用輸送船が用いられることになります。 その具体的な仕様、日時等々につきましては、決まっておるところもありそうでないところもありますので、今申し上げることは差し控えさせていただきます。
他方、プルトニウムの返還輸送はそのための護衛も含めまして我が国が原子力開発利用の一環として実施するものでございまして、両者は全く別の事柄と認識いたしております。
こういうために一九九二年秋ごろまでにはプルトニウムの返還輸送を実施することが必要である、こう考えて現在実施しておるのでございます。
このため、当面の返還輸送は、海上輸送により行うものとする。」ということでございまして、原子力委員会の政策決定として、動燃において航空輸送容器の開発は進めていくものとする、しかし当面間に合わないから海上輸送をする、こういうことでございます。
○説明員(結城章夫君) プルトニウムの我が国への返還輸送、これは海上輸送でございますが、その予想運賃ということでございます。既に実績の出ております一九八四年の動燃事業団が行いました輸送、これはフランスから大西洋を通りましてパナマ運河を通り太平洋を渡って日本まで来たわけでございますが、この返還輸送でかかりました費用は約五億円でございました。これは実績が出ております。